今回ご紹介します『ハシエンダ・バルバラ』はパナマにある名門農園です。
1979年にロジャース一家がコーヒー会社「SF Bay Coffee(旧Coffee and Tea Limited)」を創業しました。
「バルバラ(Hacienda Barbara)」という名前は、この会社の創業者の一人であるバルバラ・ロジャース
(Barbara Rogers)さん に由来しています。かつては、牛の牧草地やジャングルだった土地を、コーヒー農園
として開拓するところから始めました。
近年の20年は高品質コーヒー生産にも力を入れて、ゲイシャや特殊精製にも積極的に取り組んでいま
す。農学の専門家であるハンター・テッドマン氏に技術指導を仰いでいます。同氏はカフェ業界、特にスペ
シャルティコーヒーの分野における知見を持つ農学・品質管理の専門家として、さまざまな公の場で活動さ
れており、パナマのゲイシャを世界に届けるためのキーパーソンです。
ハシエンダ・バルバラは、世界的な品評会Best of Panamaで常に上位入賞を果たしており、2016年と
2019年には1位を受賞。2018年にはラ・ワカが2位、同年のGeisha Washed部門でも5位を獲得するなど、品
質と技術の高さを証明しています。
テッドマン氏のリーダーシップのもと、同農園はロジャースファミリーとの協力体制を築きながら、ハシエン
ダ・バルバラ、ラス・ブルハス、ピエドラ・カンデラという3つエリアに優良農園を管理。標高1,200〜2,100メー
トルの範囲に広がる火山性の肥沃な土壌と、理想的な気候条件を活かして、高品質なコーヒーを生産して
います。
ラ・ワカ農園はパナマのレナシメント地区にある農園で、グループで一番大きな面積をほこります。標高
は1400〜1700mに位置し、自然林豊富な農園です。『ワカ』とは宝物の意味です。
収穫時には糖度(ブリックス値)を測定しながら、完熟したチェリーのみを厳選。その後、ステンレスタンク
でアナエアロビック(嫌気醗酵)を行い、甘みを最大限に引き出しながら、過度な醗酵感が出ないよう細心
の注意を払います。
醗酵後はアフリカンベッドで乾燥し、理想的な水分値まで管理。その後、3〜4週間の休息期間(レスト)を
経て脱殻・選別されます。この工程全体を通じて、類まれなる品質と風味を持つコーヒーが生み出されてい
ます。アナエアロビックでありながら、非常に上品で気品あふれる仕上がりをお楽しみください。
品種: パカマラ種
栽培地: ピエドラ・デ・カンデラ地区レナシメント
農園: ラ・ワカ農園
標高: 1400〜1700m
土壌・気候: 火山性土壌
農園主: ロジャース一家
収穫時期: 1月から3月
生産処理: ナチュラル アナエアロビック